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希学園講師コラム のぞみの広場

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超コラム

No.6 2010年12月16日
希学園 国語科講師 江澤 訓


 「[ちょう]」という言葉があります。手元の辞書によると、@「ある限度・程度をこえている。」A「他とかけはなれている。また、とび抜けてすぐれている。」B「その程度が甚だしいこと。非常に。」とあり、さらに、Bには、「近年若者の間で使うようになった俗語的言い方。」という但し書きが付いています。このBおよび但し書きが曲物で、今の若者はほとんどの場合にこの意味で使っていると思われます。つまり、「とても・めちゃくちゃ」という意味合いですね。例えば、おいしい料理を口にしたとき、「この料理、超うめえ」とか、もっと今風に言えば「この料理、超やばくない?」というところになるでしょうか(この「やばい」という言葉も曲者ですね。いつか機会があれば、ふれたいと思います)。
その「超」ですが、他の言葉との組み合わせによっては、大きな誤解が生じることにもなります。
以前、私が、美味しいと評判のラーメン店の前で列に並んで立っていたときのことです。並んでからもう1時間近く経った頃でしょうか、店のそばの道を大学生風の二人組が通りかかりました。すでに相当の量の酒が入っていることが端から見ていてもわかります。
以下、二人組の会話です。
A「よっしゃ、もう一軒行こう!」
B「おいおい、大丈夫か? もう結構飲んでるけどな」
A「いやいや、超許容量だよ。余裕でいけるぜ」
B「ホントかよ」

 「え?」と思いましたね。耳を疑うとはこのことです。文脈から判断するに、Aさんは「まだまだ許容内だ(つまり、まだまだ飲めるぜ)」と言いたいのでしょう。Bさんもそのように受け取っていて、会話自体は成立しています。しかし、「超許容量」という言葉、文字通り、許容量を超えてしまっています。危険です。急性アルコール中毒まっしぐらです。列に並んでいた他の人たちも「それってダメじゃん」と心の中で突っ込んでいるに違いありません。そう思って周りを見渡すと、だれもその問題発言を気にすることなく、思い思いに暇つぶしに興じています。スルーかよ!と私は叫びました(もちろん、心の中で)。ここは、私が人生の先輩として、言葉の間違いを指摘してあげるしかないでしょう。しかし、逆ギレされて殴られたらどうしようという不安が頭をよぎります。何より、入店まであと一人となった状況でわざわざ列を外れて、その後また並び直す勇気がありません。私は、唇を噛みしめながら、その二人組が去っていく姿を見送りました。その後、すぐに入店できましたが、その美味しいと評判のラーメンのスープがちょっとしょっぱかったことだけが記憶に残っています。そして、それ以来、「超」という言葉を耳にする度に、あのときのほろ苦い思いがよみがえってきてしまうのです。

さて、この文章に「超コラム」というタイトルをつけました。その意味するところが、「まさにコラムの中のコラム」なのか「コラムとはかけはなれた読み物」なのかは、この拙文を読んでくれているみなさんの判断にお任せしたいと思います。

では、最後に、今年流行したなぞかけを一つ。
「超許容量」とかけまして、「お腹をこわしやすい人」と解きます。
その心は、どちらも「チョウ(超・腸)に問題があるでしょう」。えざっちです!

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