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希学園講師コラム のぞみの広場

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ことばのちから

No.11 2011年08月01日
希学園 国語科講師 藤川 こず恵


 みなさんは自分の気持ちを伝えるときにどうしていますか?

 「何言ってんの?! そんなの決まってるよ」という声が聞こえてきそうです。そうですよね、おそらくほとんどの人がことばで伝えていることでしょう。表情や動きでもある程度伝えることはできますが、それが通用するのは目の前にいる人に対してのみですよね。しかも限定的。誤解を生む可能性も大です。私も昔、ただじっと見ていただけだったのに「にらんでる」と思われたことがありました・・。

 先ほどの質問を少し変えますね。「みなさんは自分の気持ちをきちんと伝えられていますか?」例えば、自分が「好き」という気持ちを伝えようと思っている人がいるとします。直接言うのは恥ずかしいので手紙(個人的な好みです。)で伝えることにしました。ただ「好き」と言うだけでは説得力(これが大事です!)がないので、好きなところを伝えようと思います。(もちろんこれだけでは不十分です。詳しいことは別の機会に・・・)

@「あなたの負けず嫌いなところが大好きです。」

A「あなたの負けず嫌いなところは大好きです。」

B「あなたの負けず嫌いなところも大好きです。」

 上の三つの違いは「が」「は」「も」だけです。しかし相手に伝わる気持ちが変わってきます。@はストレート。真っ向勝負ですね。Aはもはや告白なのか、駄目出しなのかわかりません。「負けず嫌い」な「あなた」以外は好きじゃないのか…といったところですよね。Bは「他にも好きなところがあるんだな」という気持ちを相手に持ってもらえるでしょう。さて、みなさんが本当に好きな人に「好き」という気持ちを伝えたいときには、どの選択肢を選びますか?

 このように「が・は・も」などの助詞ひとつでも相手に伝わる印象は大きく変わります。ことば一つ変わるだけで、自分の気持ちが相手に伝わる可能性がより大きくなるのです。 もちろんその逆もあり得ます。ことば一つ誤るだけで、自分の気持ちが誤って相手に伝わってしまう可能性もあるのです。それで人との関係が壊れてしまうことだって・・・。

 みなさんが生きていく上で人との関わりはなくてはならないものです。人と関わるということは気持ちを伝え合うことではないでしょうか。自分の気持ちをきちんと伝えようとする、より相手の気持ちをわかろうとする・・・そのためにことばはあります。なぜなら人は「ことばで考える」からです。そのことばを学ぶのが「国語」なのです。生きる力の根本を育む「学び」だと私は思っています。

 また、ことばは支えにもなります。自分を愛し、他者(ここでは「自分」ではない人のことです)を愛する。自分を赦し、他者を赦す。自分を受け入れ、他者を受け入れる。その時にもことばはあなたを支えてくれます。「ことば」の力を持っている人は、きっと困難に直面しても自分を支えることができる。自分を受け入れ愛することができる。そして他者を認め受け入れ愛することができるのだと思います。

 もちろんことばで全てを表現できるわけではありません。だからこそ、人間は素敵な存在なのだと思います。全てをわかっている、知っているなんてあり得ないし、つまらないですよね。

 怒り・悲しみ・喜び・切なさ・愛しさ・・。どうにも言い表せない思い、感情ってあると思います。そういうときに考える。自分はなぜこのような感情にとらわれているのか、なぜ苦しい? 切ない? 悲しい? つらい?・・・ことばで考えるのです。自分と向き合う良い機会です。

 逃げ出したくなるような現実・・・苦しいこともあります。そこから逃げて本当にいいのか? 後悔しないのか? 幸せになれるのか? 常に自分と向き合い、考えることって大切ですよね。とても苦しいと思います。でも考えているうちに、ことばで考えているうちに気持ちが整理されて、落ち着くことができるときがやってきます。(ちなみに私はこういう時には本を読みます。いろいろな文章に触れながら、そして筆者の考えに触れながら、自分を見つめ直しています。)そこで前向きに考えることができれば、一つ成長できます。素敵な人になれます。前向きに考えることができないとしても、必死に考えることは決して無駄ではありません。考えることは必ず人を成長させます。真剣に何かに向き合うことは素晴らしいことです。

 より多くのことばに触れ、より多くのことばで考え、表現できるようになってください。一つ一つのことばに「敏感」になってください。そうやって自分の「気持ち・想い・考え」を伝えられる、他人の「気持ち・想い・考え」がわかる素敵な人になっていってください。それが「スーパーエリート」たる人間だと私は思います。みなさんなら、なれるはずです。

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