のぞみの広場

オン、オフの話

No.32
希学園 算数科講師 松森 克人
オン、オフの話

 4年に1度の祭典、冬のオリンピック、みなさんは見ましたか?


 先日はカーリングという競技を初めてテレビ観戦しましたが、予選なのについつい熱くなってしまいました。

 銀、銅メダルを取ったスノーボードハーフパイプの演技も鳥肌物でしたね。

 普段見ることのない競技でも、解説を聞きながらじっくり腰をすえて観てみると、なかなか奥が深く見ごたえがありますね。


 こうした大きなイベントは、機会を逃すとなかなか観ることのできない競技もたくさんあるので、学年に応じて、勉強の時間と休憩の時間のオンオフをしっかり切り替えられるなら、いくつかの競技を雑学として観て知っておくのも悪くないと思います。


 そして、前置きが長くなりましたが、この「オンオフをしっかり切り替える」という話がこのコラムの本題なのです。


 もちろんみなさんは中学受験に向けて日々勉強を積み重ねていると思います。

 とはいっても1週間ですら、勉強以外何もしないというのは辛いですね。

 さらに、それが1年も2年も……と言われると、泡を吹いて倒れてしまいますね。


 ということは、裏を返せば、息抜き、休憩の時間は必ず必要になるわけです。

 つまり、勉強をする「オン」の時間と、休憩をする「オフ」の時間、この2つをうまく使い分ける事こそが、受験勉強の最大のポイントと言っても過言ではないでしょう!


 オン(勉強)の時間、オフ(休憩)の時間というのは、特に意識していなくても誰でも過ごしているはずです。大切なのはその切り替えをしっかりとすることです。

 ……と言われても、じゃあ具体的にどうすればいいの?というと、一番簡単なのは「時間を明確に区切る」ということです。


 しかし、人間というのはどうしても怠ける方向に流されることが多い生き物なので、自分の中で決めているだけだと、ついついその境界線を適当にしてしまいがちです。


 そこで効果的なのが、お家の人に「僕は、私は~時までは勉強して、~時までは休憩するよ!」と宣言してしまうことです。

 一度宣言してしまえば、もう取り返しはつきません。

 自分の最初に立てた計画通りにできていなければお家の人からも指摘されるでしょうし、何より自分自身がかっこ悪く感じますね。


 長い受験勉強なので、しっかりと計画を立てて休憩も織り交ぜながらがんばっていきましょう!

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