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希学園講師コラム のぞみの広場

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名前と由来

No.88 2019年06月02日
希学園 国語科講師 明石 翼

 


 元号が「平成」から「令和」に変わってから早いものでもう一ヶ月あまりがたちました。4月から5月にかけて、この話題が様々なところで大きく取り上げられていたので皆さんも「令和」の由来や意味を聞く機会が多かったのではないでしょうか。こういった話し始めだと、「元号が変わるときにたくさん聞いたよ!」という人も多いかなと思いますので今回は「令和」の話ではなく、「6月」の呼び方についての話をしようと思います。
 6月のことを昔は「水無月(みなづき)」と呼んでいました。今、6月と言えばどんなイメージがあるでしょう。天気は……あまりよくはありませんね。そう。「梅雨」の季節です。水無月の漢字の意味と言えば、「『水』が『無』い『月』」と読めるので今の感覚からするとちょっと変な感じです。「水『有り』月」のほうがイメージとはあっているように思えてきます。どうして雨(水)がたくさん降る月なのに水「無」月と呼んでいたのでしょうか。この先を読む前に、少し理由を想像してみましょう。
 実は、昔の呼び方を使っていた時期(旧暦)と今(新暦)とでは暦(カレンダー)が少しずれています。そもそもカレンダーの日付ってどのように決めているのでしょうか。今のカレンダーは地球が太陽をぐるっと一回りすることを「一年」として一日を決めています。一方で昔のカレンダーは月が地球をぐるっと一回りすることを「一月(ひとつき)」としていました。正確に言うと、月の動きのひと月と、太陽の動きを合わせた暦を使っていたんですね。今の一年は365日でひと月が30日ある月や31日ある月があって一年間のバランスをとっていますが、月が地球を一回りするのにかかる日数は約30日(29.53日)です。月の動きは1月と4月で変わる…なんてことはありませんから、このまま12ヶ月が過ぎると一年が354日しかないことになってしまいます。今のカレンダーと比べると一年で11日もずれてしまうんですね。これを放っておくとどんどん実際の季節とカレンダーの月がずれてしまうので、昔はそのずれを直すために大体3年に一度ぐらい、「うるう月」というものが存在していました。一年が13ヶ月ある年があったのです。日本では明治時代に外国とカレンダーをそろえるために旧暦から新暦に変えようとしたとき、1ヶ月分ほどカレンダーが遅れていたのでこのずれがそのまま旧暦でのイベントや呼び方と今のカレンダーでの日付とのずれになっています。
 昔の呼び方をしていたときと今とでは感覚が1ヶ月ずれてきます。「水無月」と昔の人が呼んでいたのは今の我々の感覚では「5月」あたりになるわけですね。確かに梅雨の季節ではなくなるので水が「無い」こともなさそうです。
 もう一つ、この水無月という呼び方ですが、水無月の「無」の部分。これは水が「ない」という意味ではなく、昔は水「の」という意味で使われていたという説があります。この時期はちょうど田んぼに水を引き始める(入れ始める)時期なので、「水の月」という意味で「水無月」と名付けたとも言われています。
 このように、日本の季節やイベントの名前はその時期にどんなことがあったのか、気候や動植物がもとになってつけられているものがたくさんあります。普段何気なく使っていることばや、新しく知ったことばの由来を考えたり、調べたりしていくと素敵な発見があって語彙の幅が広がっていきます。ぜひ日常的に考え、調べていくようにしましょう!

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