
入試2日前の1月15日。4時間目の体育で倒立した後、前転しようとして一瞬早く手を曲げてしまい、右手に体重がかかる形で転びました。けがをした時はまだことの重大さに気づいていなくて、保健室で包帯をしてもらっただけでしたが、その日の国語のテストゼミでものすごく手が痛くなり、何とか書いたもののもうそれからは何も書けなくなりました。さすがに焦って、家に帰って両親に相談した時には、「手さえ動けばできるのに」という言葉と共に涙がポロポロとこぼれてきました。「おかあさんが止めてくれなかったから」(母には体育を見学しようか相談していて、「任せる」と言われていました)と母にあたってしまい、父から「何があっても人のせいにするな!」と言われ、やっと少し冷静になりました。
入試前日の1月16日。朝から父と整形外科を受診しました。レントゲンを撮ってもらい、右手小指の若木骨折だとわかりました。骨折と聞いてさらに気持ちは「ガーン」となり、甲陽学院中の入試ではたくさんの文字や数字を書く必要があるので、正直もう無理かな… と思いました。病院の先生に「痛み止めを飲んで体に合わないといけないので(眠くなるとか気分が悪くなるとか)、寝る前も飲んだ方がいい」と言われ、すぐに飲みました。すると、少し痛みが引いて、前日特訓ではまあまあ字が書けたので、「何とかいけるかな」と希望がわいてきました(ちなみに、僕がレントゲンを撮っている時間に授業で扱った算数の問題の類題が本番の算数Ⅱで出たそうです。やはり授業は全部大切です)。みんなと話していると安心できたし、最後に1階事務所の前で甲陽学院コースを代表して決意表明を言う役を任せてもらって、さらにおやすみコールで先生たちの声を聞いて、いつの間にか骨折したことを忘れかけていました。ただし、薬は忘れずに飲んで寝ました。
入試1日目の1月17日。もちろん朝からまた薬を飲んで出発。甲陽学院コースの先生が全員応援に来てくれていて、少し話をしてから学校に入りました。そして、僕の右手は動きました!!! 国語Ⅰは記述が多かったけれど全部埋めることができ、算数Ⅰも思ったより解けて、理科は得意なのでミスしたくない気持ちから時間が押してしまい、大問2題を残してあと10分になってしまったけれど、その2題が激ムズだったので結果的にはいい感じになりました。2回目のおやすみコールでは、三倉先生の「難しい年に当たってラッキー。理科の解説聞きたいくらいやろ~」と、矢原先生の「書ける怪我だっただけマシだったと思って、明日も頑張れ」が印象に残っています。
入試2日目の1月18日。骨折にも痛み止めの薬にもすっかり慣れた甲陽学院中入試の2日目。国語Ⅱは簡単に感じ、算数Ⅱがいつものテストゼミくらいの難度でした。全体的に、希学園のテストの方が難しかったです(理科以外)。午後は高槻中入試B日程を受験しました。算数がちょっと難しく、国語と理科は普通だったけれど、結果は2点足りずに不合格でした。奈良のホテルに泊まって、チューターの竹野先生が3回目のおやすみコールをくれました。ずっと骨折の心配をしてくれていて、ありがたいと思いました。
入試3日目の1月19日。もう痛み止めがなくても大丈夫になりました。午前中は東大寺学園中の受験でした。僕の骨折を知らない学園長が、右手を強めに握って握手してくれましたが、それも大丈夫でした。手ごたえはまあまあで結果は合格。午後4時に甲陽学院中の合格発表がありましたが、東大寺学園中の試験が終わるのが遅かった上に、その1時間前に人身事故が発生して近鉄電車が止まっていてホームで待つことになりました。合格発表のカーテンが開く瞬間とその場に流れる複雑な感情を生で見ることはできませんでしたが、発表会場の「光の庭」で番号が掲示されている時間には間に合って、自分の合格をこの目で見ることができ、先生や仲間とも会えたのでほっとしました。
これが僕の入試前後の5日間です。トラブルがあったけれど無事に終わってよかったです。
次は希学園での生活を紹介したいと思います。
僕が希学園で頑張ったことはとにかく授業を休まなかったことです。授業を休んだ時は別の教室に振り替えて授業が受けられますが(これは他の塾にはあまりない制度です)、僕は岡本教室・豊中教室・北千里教室・三宮教室・四条烏丸教室まで1人で振替授業を受けに行っていました。WEB動画補講もあるけれど、先生たちの生身の授業がわかりやすくておもしろいし、どこの先生も優しく迎えてくれるのでお勧めです。あとは学年が上がっていくにつれて増えていく学習サポートルーム(自習時間)を利用して、その間に質問をしたり、宿題を終わらせたりしていました。食事休憩の25分も食事を急いで食べて半分くらいは勉強にあて、時には何も食べずに勉強してお弁当代をこっそりお小遣いにしていました。
希学園は他の塾と比べて圧倒的に取り組む量が多いです。量も多いけれど先生方の授業はおもしろくて質も高く、宿題チェックの質も高いです。僕は国語の宿題で、竹野先生か竹見先生に毎回漢字の丸つけミスを指摘されていました。甲陽学院コースではスピードと正確さが求められる夏期合宿(詳しいことは行ってからのお楽しみ)や2日間の入試を1日で実施する甲陽学院中入試実戦テスト(僕の代は全9回)があり、さらにGW・お盆・お正月にある3回のプレ甲陽学院中入試は本番と同じ時間帯で2日間かけて行われ、合格発表も別室に番号掲示と入試と同じ形で行われます。テストゼミの回数も非常に多く、かなり入試に近い練習ができます。
これから入試に挑戦する皆さんは、ぜひ経験豊富な希学園の先生方を信じてついていってほしいと思います。そして、入試には「鍛えた頭」と「利き手」が必要です。僕は休むことが嫌いですが、入試前の体育は休んだ方がいいかもしれません。万全の体調で、本番でもいつもの力を発揮してください。
最後になりましたが、ずっと熱い指導をしてくださった先生方、お弁当を頼んだりコピーをしたり振替授業を何度も手配してくれたりした事務の方々、希学園に毎日通わせてくれた両親と支えてくれた家族、みなさんに「ありがとう」を伝えたいです。
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