私はこの度、ずっと憧れていた洛南高等学校附属中学校に合格することができました。この結果は希学園と家族のおかげです。少しでも後輩の皆さんの役に立てるように、希学園で過ごした3年間を振り返りたいと思います。
<4年生>
最高レベル演習算数とベーシック国語、理科と社会特訓を受講していました(理科と社会はWEB)。最高レベル演習算数は丸山(巌)先生でした。丸山(巌)先生の授業が面白く、毎週ワクワクして塾に通っていました。クラスはPC2からのスタートでしたが、11月の公開テストの算数で女子2位を取ることができ、PC1に上がることができました。この頃は宿題だけしていて、テスト直しをしていませんでした。でもテスト直しは自分の弱点などを知ることができるので、絶対にした方がいいです。洛南高附属中へはなんとなく行きたいな~と思ってのんびりと過ごしていました。
<5年生>
ベーシック3科と社会特訓、最高レベル演習算数を受講していました。クラスはPC1からのスタートで調子に乗ってしまい、2月の公開テストはボロボロでした。算数、国語の両方とも偏差値50をきって、いっきにPC4まで下がりました。ちょうどその時、新型感染症のためZoom授業になり、しばらくクラスはPC4のままでした。早く1ルームに戻りたかったので、Zoom授業は真剣に聞いていました。その後、クラスはPC1に戻ったものの、成績はずっと不安定でした。そんな中、初めて受けたプレ洛南高附属中入試はB判定で自信になりました。
国語は宿題以外何もしていなかったので、プレチューターの矢原先生にすすめられて新聞のコラム読みを始めました。新聞のコラム読みは社会の時事問題などにも役立ったので良かったです。
公開テストの結果がたまたま良かったおかげで小5女子洛南・西大和特訓を受けることができました。算数がとても難しく、ただノートに写して授業を聞いているだけの状態だったのを覚えています。理科は小谷先生の授業が面白くて楽しく受けていました。
<6年生>
【志望校別特訓[第Ⅰ期]】
チューターは小谷先生になりました。3月に父も加わった4者面談をして、小谷先生と一緒に計画表を作りました。毎日この計画表通りに宿題を回すようにしていました。この頃から国語の成績が急降下…。それまで国語が苦手だとは思ったこともなかったのに、国語の点数が取れなくなっていきました。Zoom面談で小谷先生に「4科で勝つんだ」と言われたので、国語は毎回直しノートを先生に出してアドバイスをたくさんもらいました。その一方で算数は得意になっていきました。他の教科も時間があるときにテスト直しをしました。どの教科の先生からも、私の直しと同じくらいの量のアドバイスや要点をたくさん書いてもらい、テスト対策をするときにも役立ちました。この直しのノートは今でも大切に残しています。
5月の洛南高附属中入試実戦テストはB判定の合格。封筒から出すときが一番緊張していました。算数でこけてしまったけれど算数以外の教科が良かったので、「4科で勝つ」ということの重要性に気づけました。早いうちに気づけて良かったと思います。
小谷先生に「理科や社会の暗記を毎日じゃなくても良いから復習した方がいい」と言われていたのに、家でまったく集中できない私は、結局理科の苦手単元の化学をNo.1~No.4をするだけで終わってしまいました。時間がある時に社会も復習した方が良かったと思い、後悔しました。家で勉強するとすぐダラダラしてしまう私にとって希学園での自習時間はとても有難かったです。
最高レベル演習算数はだんだん難しくなっていきましたが、民野先生にたくさん質問をして、その日のうちにすべて理解して、宿題を早く終わらせるように心がけていました。質問に行くことが少ない私に、小谷先生が「わからないところは必ず質問に行くこと」と何回も言ってくださったおかげで質問をたくさんすることができました。
クラスは国語の成績によって左右され、ほとんどPC2かPC3、志望校別特訓は1組と2組を行き来していました。この頃はまだ受験生の自覚がありませんでした。
【志望校別特訓[第Ⅱ期]】
この頃から、小谷先生のすすめで最高レベル演習国語も受け始めました。最高レベル演習国語は富田先生でした。富田先生の授業はとても面白くすごくためになりました。この頃は志望校別特訓の宿題は算数だけだったのでまだ回せていました。なので、テスト直しもなんとかできていました。
【志望校別特訓[第Ⅲ期]】
7月の公開テストで国語の偏差値が60をこえたので調子に乗ってしまい、8月の公開テストで点数が50点をきってしまいました。ただ合否判定テストだけは毎回良く、9月に受けたテストも算数が総合11位で国語もそこそこ良かったので、自信になりました。しかし、9月の洛南高附属中入試実戦テストはD判定。初めての不合格…。国語がまさかの最下位。直しは、「読解問題」に重点をおいて取り組みました。
志望校別特訓の宿題が全教科出され、宿題が回らなくなりました。毎回志望校別特訓の前日まで宿題に追われていて(特に社会に時間がかかった)、深夜2時まで取り組んでいることもありました(皆さんはもっと計画的に宿題をこなしてください)。夜遅く寝たら、次の日の授業を集中して受けることができず悪循環に陥るので、睡眠は本当に大切です。私は計画性がないのと、勉強に取りかかるのが遅かったので母に一日ごとの計画表を作ってもらいました。その計画表に自分で今日中に何をするかを書き込み、計画通りできたものは棒線を入れて消していきました。この計画表は、課題が多い入試対策期間中に特に役立ちました。
志望校別特訓の宿題でもある、語句テキストの「七変化」は間違えたところだけを語句要覧に印をつけ、電車内で必死に覚えていました。
【夏期激励集会】
学園長の話を聞き、先輩方の映像を見て「洛南に絶対合格してやる!」と思いました。その後「苦手科目の理科と国語を克服して、洛南高等学校附属中学校に絶対合格します」と決意表明しました。
【夏休み】
「いよいよ受験の天王山と言われる夏休みが来た!」と思って気を引き締めたつもりでしたが、宿題に取り組むだけで終わってしまい、少し不安になりました。また、家庭の事情で塾を2週間休み、WEBだけで乗り切ったのでさらに不安になりました。しかしそうした中でも、小谷先生が受けていない分の理科の授業をZoomでしてくれたり、志望校別特訓でわからないところはその度に小谷先生が夜遅くまでZoomで教えてくれたりしました。小谷先生、本当にありがとうございました。
【夏期日帰り合宿】
十三教室で3日間勉強しました。教室に入るとみんなの名前が書いてある紙がはり出されていて驚きました。みんなのでき具合がグラフを見て一目でわかるので、シールが増えるごとに達成感を味わうことができました。20位以内に入れて嬉しかったです。
【志望校別特訓[第Ⅲ期]の後半・[第Ⅳ期]】
10月のプレ洛南高附属中入試は手応えがあったにもかかわらず、算数でミスを連発したせいでD判定。不合格だったのでとてもショックでした。自分の手応えはあてになりません。
ベーシックが灘、P、Cに分かれました。私はすべてPにしました。ベーシックPでは毎回テストゼミがあるのでテストの練習ができ、ミスが多い私にとって良かったです。
まだこの頃になっても国語の成績が安定しなくて10月・11月の公開テストも偏差値50未満でした。テスト直しをする時、苦手な説明的文章をわかるまで読み返しました。読み返すことでテスト中に気づけなかったことにも気づけるので、点数が低い時に文章を読み返すことはとても効果的なので“おすすめ”です。
11月の洛南高附属中(女子)入試実戦テストはE判定…。算数以外どの教科もE判定で、合格まであと44点でした。帰り際に泣いてしまいました。それまで勉強のことについて何も言わなかった父がこの結果を心配して小谷先生に相談し、小谷先生にZoom面談で活を入れてもらいました。この面談があったおかげで気を引き締めることができました。
どんどん成績が落ちていき、自信が持てなくなりましたが諦めずに授業も真剣に聞き、宿題も真剣に取り組みました。どんなに成績が落ちても諦めなかったら結果は必ずついてきます。だから皆さんも諦めずに頑張ってください。
12月の公開テストは得意の物語文で点数を稼ぎ、国語は偏差値60を超えることができたので最後のクラスはPC1で終わることができました。
志望校別特訓[第Ⅳ期]から受講教室を四条烏丸教室から谷九教室に変えました。志望校別特訓の復習テストは、どの教科も合格点に達することを目標にしてテストに取り組みました。でも、国語と社会はほとんど合格点に達しませんでした。
この頃に最高レベル演習算数をやめて自習時間を増やすよう小谷先生にすすめられ、ずっと続けてきた最高レベル演習算数をやめました。それからは自習時間をうまく活用してテスト直しもすることができたので、良かったです。
【入試対策】
入試対策の算数の宿題は少なかったのですが、理科と社会は多かったです。理科は再提出が何回か続いて小谷先生に呼び出されました。そこで、年内に課題を終わらさないと、洛南高附属中合格は厳しいと言われ、それからはそれまで以上にスピードを上げて、必死に頑張りました。「最後の総まとめ」は、わからないところに付箋をつけ、統一入試の前日までたくさん質問をしました。理科の宿題は間違えた問題の直しを理解できるまで直して、気づいたら宿題プリントが直しの赤ペンの色でうめつくされていました。
この頃は睡眠をしっかり取るため、帰ったらすぐ寝ていました。
【大晦日激励集会】
入試のデータを見て、入試の厳しさと1点の重みを体感しました。とても気合いを入れてシュプレヒコールをしました。
この後に行われた、1月3日の最後のプレ洛南高附属中入試は、Ⅽ判定だけど合格! それまで不合格が続いていたので最後に自信が持てて良かったです。でも本番のテストに備え、気を抜かずに真剣に取り組みました。
【入試本番】
1月9日 愛光中学校
初めての入試で緊張していました。
国語:普通。俳句も落ち着いて考えたらできた。
算数:普通。最初、ゆっくりしていたら、時間が足りなくなって焦った。
理科:簡単。
社会:簡単。30分くらい余った。
→結果:合格。合格を知った時は安心しました。
おやすみコールでコースの先生方と話しました。あんまり緊張していなかったです。
1日目 四天王寺中学校
国語:少し難しい。特に抜き出し問題。
算数:簡単。でも一問わからなかった。
理科:難しい。のんびりしすぎて最後の大問に突入できなかった。
社会:普通。時事問題が難しかった。
→結果:英数コースに回し合格。理科と社会が原因だと思います。
四天王寺中の結果は、洛南高附属中の入試が終わった後に見たので、洛南高附属中の結果が一気に心配になりました。
2日目 高槻中学校
国語:簡単。文章が読みやすかった。記述に自信あり。
算数:普通。
理科:簡単。
→結果:合格。
おやすみコールでコースの先生方と話しました。夜はとても緊張していましたが、先生方のあたたかい言葉のおかげでぐっすり眠ることができました。
3日目 洛南高等学校附属中学校
電車の中で理科のサブノートを見返していました。希学園生の入試当日の集合場所である六孫王神社ではたくさんの先生が出迎えてくれました。西川(和)先生と田中先生のメッセージを聞いてから北川先生、富田先生とグータッチをして、気合いを入れて試験会場に向かうことができました。
国語:簡単。残った時間は見直しと抜き出し問題にあてた。
算数:簡単。計算問題は2回ずつして作業はいつも以上に慎重にした。
理科:難しい。途中から腹痛のため、記憶がない。
社会:普通。いつもより問題数が多い気がした。
→結果:合格!
発表の日は朝からとても緊張していました。『合格』の文字を見たときは本当に嬉しかったです。小谷先生に電話すると、『良かったなあ』と何回も言ってもらえました。
<最後に>
私が合格できたのは本当に多くの人に支えられたおかげです。お弁当を毎日作ってくれ、送迎もしてくれたお母さん、模試の結果が悪い時に心配して小谷先生とのZoom面談を提案してくれたお父さん、入試間近に我慢して静かにしてくれた妹と弟、そして私のことに親身になってご指導してくださったチューターの小谷先生、洛南高附属・西大和学園(女子)コースの先生方、豊中教室の事務の方々、ベーシック・最高レベル演習でお世話になった先生方、本当にありがとうございました。この経験を忘れず中学校生活にもいかしたいです。
~後輩の皆さんへ~
最後の方、宿題しかしていなかった私でも合格することができました。だから、宿題が多くて回らない時でも1つ1つの課題を濃いものにしていけば確実に力はついているので諦めないでください。
テストで間違えたところは、次のテストにいかすことができます。なので、どんなに成績が落ちても、自分を信じて最後まで全力で頑張ってください。
皆さんの第一志望校合格を応援しています。洛南で皆さんを待っています!!!
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