完全燃焼

完全燃焼

甲陽学院中学校

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@3年生
 この頃は山田(慶)先生担当の最高レベル演習算数のみ受講してました。山田先生の授業はゲームみたいで楽しいのに、宿題はスイスイ進む、という最高の授業でした。友だちもいっぱいでき、本当に楽しかったです。

@4年生
 この頃から希学園では基礎作りが始まります。なのでこの頃からベーシックは全て受講しておくことをお勧めします。僕はベーシックに加え、3年生に引き続き最高レベル演習算数を受講していました。この頃、僕はまだ志望校を決めていなかったので社会特訓もとっていました。

@5年生
 4年生から始まったプレチューター制度も2年目になります。この年、僕は理科の三上先生に担当していただきました。日頃からの取り組み方や公開テストの結果を踏まえたアドバイスをしてくださいました。ですがこの頃の僕は学校の友だちとメールをしたり、公園に遊びに行ったりと、成績低迷への道を突き進んでいました。こんなことをしていると確実に成績が下がっていくので、遊ぶのは入試が終わった後のお楽しみという心意気で5年生は過ごすことをお勧めします。希学園では5年生の時に中学入試の基礎をほぼ全て終わらせるので真剣に取り組んでおかないと僕みたいに6年生になってから自分で取り戻さなければいけなくなるので頑張ってください。

@6年生
#志望校別特訓[第Ⅰ期]
 周りの甲陽学院コース生が初めは灘コースに所属していたことを知り、勢いで僕も灘コースに行くことに決めました。ですが、灘コースの雰囲気は僕にとってとてもハードだったので、成績が上がる…なんてことはありませんでした。ですがこの志望校別特訓[第Ⅰ期]のおかげで中学入試の厳しさを実感しました。

#志望校別特訓[第Ⅱ期]
 志望校別特訓[第Ⅱ期]からは本命である甲陽学院コースに所属することにしました。テストゼミ形式で楽しかったです。周りの雰囲気も馴染みやすく、宿題も志望校別特訓[第Ⅰ期]よりも回しやすくなりました。

#夏休み
 この時期に行われた夏期合宿のおかげで勉強への姿勢を強制的に矯正できたと思います。夏休みでは人生最後と言ってもいいぐらい自習室で勉強をしました。授業が早く終わる日でも最後の方まで自習室に残って宿題を消化していました。この夏休みから、苦手意識しかなかった算数の底上げをしようと一念発起し、式やグラフを丁寧に書くこと、何より問題文をしっかり読むことを心がけるようになりました。

#志望校別特訓[第Ⅲ期]
 宿題が格段に増えました。「夏休み前までギリギリで回していたのにできんのか…」と思っていましたが、授業中に森先生らが解説していたのと同じように算数の宿題プリントを解いてみると宿題がスムーズに終わるようになった上、内容が頭に入って来やすくなり、宿題も回るというまさに「一石三鳥」でした。

#志望校別特訓[第Ⅳ期]
 宿題の量は変わらなかったのですが、入試が近づいて来たということで進み具合が格段に上がりました。国語の宿題も「傍線部→段落→意味段落」や「区切り言い替え」など解き方に重点を置き、一生懸命に取り組んでいると、公開テストで4位という好成績を取ることができました。それ以外は、志望校別特訓[第Ⅲ期]とほぼ同じでした。

#入試対策(第Ⅰ期)
 この頃から志望校別特訓[第Ⅳ期]とは比べられないほど授業の集中度が変わります。宿題は減りますが、「その宿題の質をいかに高められるかが大切なんだ!」といつも言い聞かせて宿題に取り組むようにしていました。

#大晦日
 黒田学園長とグータッチしたり、神戸女学院コースと合同でシュプレヒコールしたりすることで受験への意識を高めることができました。プレ入試もB判定でしたが合格できました。

#入試対策(第Ⅱ期)
 入試が目前で、自習室はとても静かでした。僕は森先生から個人テストをいただき、それを解いて少しでも算数の力を上げること、そして江見先生からいただいたプリントに取り組むことで化学のグラフを書けるようにすること、つまり最後の大詰めに力を注ぎ込んで入試に挑めるようにしました。

『前受け入試』
#北嶺中学校
 国語:大問が3問あり、2問解き切った安心感で熟睡してしまい3問目が5分しか解けていないという事態に…。2までは満点の自信あり。
 算数:約数の問題が難しかった記憶がありますが、その他は小6の10月~12月の公開テストレベルでした。自信は一応あり。
 理科:計算問題が印象的でした。結構簡単。自信あり。
 結果:青雲寮コース合格。
 前受け入試は合格だと嬉しいし、自信につながります。そして何より、『入試』というものに慣れ、強くなれる絶好のチャンスです。皆さんも本命の時に本気をだすために、前受け入試を受けることをお勧めします!

『統一入試解禁 甲陽学院中学入試』
#甲陽学院中学校 1日目
 国語:自分の国語力を味方につけられ、普段通りのパフォーマンスができました。自信結構あり。
 算数:入試直前の努力が実り、図形の問題でわからないなりに希学園で培った力で解き進めると、まさかの命中! 自信満々でした。
 理科:国語、算数とかなり自信のあるテストが続いたので『理科も…』と油断していると、大問1の生物の記述むずい、大問6おい! 水和物ー! 出んのかーい!! とかなり不安を増幅させるような問題ばかりだった。僕はとりあえず水和物と化学を取り切ることに意識を向けるようにした。自信はうーん、皆無。

 休憩時間中に周りの人が友だちらしき人と咳をしたり答え合わせをしたり、『よっしゃ! 俺算数100点や!』という声が聞こえたりしてビックリしました。何事もなく(そんなこともないけれど)校舎から出てくると姉がいて、夙川駅付近のマクドナルドに立ち寄って雑談をし、気分転換をしてから当日特訓に向かいました。教室に着いても友だちと雑談ができるほど落ち着いていました(この日のテストが簡単だったからというのが理由だと思います)。いざ授業が始まりましたが、あっという間に終わり、気づけば集会でした。集会はいつも通り矢原先生→山添先生→江見先生→森先生の順番で進められていきました。その後、森先生から与えられた計算問題で締められました。甲陽学院コースの先生は希学園の中で一番と言って良いくらい生徒たちを一瞬で落ち着かせ、やる気を出させるのが上手いと思います。この日のおやすみコールで僕は森先生に『甲陽に受かろうな!』と言ってもらえました。また、江見先生に『水和物と化学で取ったんやったら絶望レベルではない』と言ってもらい安心しました。この日は20時に寝ました。

#甲陽学院中学校 2日目
 国語:前日のテストが理科以外は簡単だったこともあり、2日目の国語は気が緩んでいました。そのせいで同音異義語が2つ空欄になってしまいました。国語要覧やサブノートをあまりしていなかったのをここで後悔しました。それ以外はしっかりやれたと思いました。自信あり。
 算数:このテストが僕のメンタルをシュレッダーにかけました。の年齢算がうまくいかず、得意な方であるの立体も焦りでできなくてはできたけれど、のルーローの出来損ないでも手こずり、部分点で勝負! くらいのできでした。自信は空空漠漠…。
 粉々メンタルのまま、高槻駅まで行き、学校の近くで腹ごしらえをして高槻中へ出発!

#高槻中学校
 国語:簡単というわけでもなく、例えるなら、「宿題を全くしなかった時のベーシック国語の研究題の部分」くらいの難度でした。「少女の絆」の記述で最後まで「に」を「を」に変えようと取り組んでいたら、途中でチャイムが鳴ってしまい、その記述が意味をなくしてしまいました。自信は一応あり。
 算数:の計算でミスってしまいました。それ以外は結構できたので、自信は結構あり。
 理科:全体的に簡単でした。地震の暗記が出てきてわからなかったので、ベーシック理科の復習テストみたいな感じでした。自信はめっちゃあり。
 1日目に引き続き甲陽学院中の入試会場では『答え合わせ』等々をする人がいましたが、相手にしませんでした。平常心でいることをお勧めします。僕の教室では5、6人が騒がしくしてましたが、その内の1人しか受かっていませんでした。人間は群れを成していないと、弱いものです。

#3日目
 この日ぐらいから『入試』に慣れが生じてきます。この時にしっかり気を引き締められるかということはこの日に受ける受験校の合否に大きく関わります。僕の結果を見ればわかります。僕は慣れると共に入試を舐めてしまったのかもしれません。

#洛南高附属中学校
 国語:内容的には特に難しくなかったのですが、気の緩みで空白が2問分できてしまいました。(この時、内心合否には響かんだろうと、高を括っていました)。自信はあるともなしとも言えません(本当です)。
 算数:N進法をほったらかしていたので、その大問を落としてしまいました。多分良くても100点前後ぐらい。自信はそれほどなし。
 理科:あまり記憶にないので多分結構簡単だったと思います。自信は、記憶にないので『?』。
 洛南高附属中から帰るついでに姉や弟のために赤福と八つ橋を買って帰りました。

#合格発表!!!
 今年はWEB上でも合否の確認をすることはできたのですが、やっぱり自分の目で確かめることにしました。体育館に入り、左側の掲示を見ると考査番号である298を見つけました。とても嬉しかったです。嬉しさでつい矢原先生の前で「よっしゃあ! Switch解禁だー!」などと言ってしまい、「甲陽は中学校の範囲を一瞬で終わらすからな。ゲームばっかりしてると、一気にビリになるからな」と言われました。ここでは「言われた」と書きましたが、正確には「言っていただいた」の方が正確です。後で父にも同じようなことを受け売りされ、入学前に中一、中二の数学の範囲を勉強しておくことにしました。
 合格発表の時には、希学園の先生方も駆けつけてくださり、お祝いと励ましの言葉をかけていただきました。黒田学園長からも「おめでとう。君の模試の成績を見ながら、どうかなあと思っていたんだ」と声をかけていただき、一人ひとりのことを気にかけていてくださることを知って感激しました。
 合格までの道のりには、しんどいこともありましたが、先生方が自分にあったペース配分をしていてくださったのだということを感じています。本当にありがとうございました。

#最後に
 中学入試は『最後まで気を引き締めて取り組めるか』という力、『如何に周りに影響されずに力を出し切れるか』という力、そして『どれだけ目の前のことだけに一生懸命になれるか』という力で合否が決まると思います。
 小学校生活を糧にして、手に入れた甲陽学院中を有効に使って、中学校生活やそれ以降の人生を希学園で鍛えてもらった『最後まで気を引き締めて取り組めるか』という力と『如何に周りに影響されずに力を出し切れるか』という力、そして『どれだけ目の前のことだけに一生懸命になれるか』という力で頑張っていこうと思います。
 最後まで支え助けてくださった甲陽学院コースの矢原先生、森先生、江見先生、山添先生、三倉先生、そして大熊さんをはじめとするスタッフの皆さん本当にありがとうございました。

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