日々の積み重ねの賜物

日々の積み重ねの賜物

東大寺学園中学校

タイトル一覧へ

 僕は今年東大寺学園中に入学します。宮本武蔵の言葉を借りて「千日のけいこを鍛とし 万日のけいこを練と」していた僕のおよそ1500日の日々を振り返りたいと思います。

~2、3年生~ 入塾のきっかけ
 最高レベル演習算数の授業が楽しくて、希学園に通い始めました。3年生は黒田先生、入江先生にいろいろな解き方を教えていただき、塾が楽しくなっていきました。とは言え、遊び優先で休むことも多く、細々と続けていました。

~4年生~ 欲張りだった自分
 ベーシックを受講し始めました。ラグビーなど他の習い事もあり、ベーシック理科と社会特訓はWebで、最高レベル演習算数は途中でやめました。その頃は自分の誕生日という理由でUSJで遊んでから公開テストを受けたり、学校の友達と毎晩ゲームをすることがやめられずにいました。クラスはPC0→PC1→PC2と徐々に下がっていきましたが、当時の僕は遊びに夢中でした。後になって言えることですが、何もかも欲張らず、遊ぶときはしっかり遊ぶ、勉強するときは勉強する、ということが大切だと思います。

~5年生~ 目標設定
 塾に通う日が増え、弁当生活が始まりました。宿題プリントに志望校を書くらんがあり、僕はずっと書けずにいました。母からは「行きたい学校が見つからないなら無理に受験しなくていいよ」と言われましたが、「受験したい」と言いました。実は、灘がかっこいいなと思っていたのに、成績の悪さからとても言い出せなかったのです。その頃、沖先生の社会特訓の授業が大好きで、年表を作ったり、実際にその場所を見に行ったりと自ら進んで取り組むうちに社会が得意!と手ごたえを感じ、4科目受験で勝負しようと考えるようになりました。小5「東大寺学園特訓」を受けたり、菁々祭(東大寺学園文化祭)に行ったり、高校生クイズ選手権で優勝した先輩を実際に見たりして、東大寺学園中に行きたいと思うようになり、第一志望校として目指すことを決意しました。ラグビーとバドミントン、そろばんをやめて時間を確保し、最高レベル演習算数を復活受講しました。目標を決めたことで成績も安定しました。

~6年生~
‐春‐  運命のお導き
 僕は東大寺学園コースに入ってプレチューターが5年生と同じ沖先生になり、「運命だ!」と思いました。志望校別特訓のスケジュールが休みたいほどハードでしたが段々慣れて、東大寺学園コースのトップ4に継続的にいることができました。

‐夏‐ 夏休みの緩みを合宿で気合いに
 トップ4にいたのもつかの間、夏休みからは成績が安定せず…。そんな時に、克己はちまきにいろいろな先生方から名言をいただきました。はちまきを締めて夏期激励集会で絶対合格するぞと大きな声で決意表明、さらに夏期合宿で一気に気合が入りました。黒田先生より、合格への秘訣を教えていただき、自分の行動に責任を持つということを再確認できた大切な合宿だったと思います。

‐秋‐ 合否の分岐点
 体調を崩し、運動会や修学旅行もあり、教室で掲示されるテストの結果が悪過ぎて・・・、正直ヤバいなと思いました。家ではダラダラしてしまうので授業のない水曜日は自習室に行き、さらなるサポートルームで宿題プリントを進めると自分の時間の使い方を見直すことで成績が戻り、合否判定テストやプレ東大寺学園中入試は合格!! 僕にとってはここがもう合否の分岐点だったと思います。

‐冬‐ あと少し!を実感
 白はちまきが配られ、入試がいよいよ近づいているのだなと緊張しました。12月にインフルエンザになり、塾を休みました。東大寺・星光・西大和入試実戦テストがあり、→結果は東大寺学園中=不合格・あと9点 大阪星光学院中・西大和学園中=合格でした。落ち込んでいると、沖先生が「不合格だったけれど内容は理解しているし力はあるよ!」と言ってくれました。「9点はあと2問」計算ミスやちょっとした点数の差で合否が分かれるのだと実感しました。大晦日特訓に東大寺学園中の本郷校長先生が来てくださり、「あと少し!絶対入学したい!」と思いました。それでも、まだ体調も戻り切らず僕はまだ気持ちが緩んでいました。

‐三が日 試験‐ 最悪のプレ試験
 1月1日 プレ大阪星光学院中入試 思ったより難しく、手ごたえはなし。
→結果 不合格 D判定 合格最低点にも程遠く、正直もう無理かも…と思いました。
 1月3日 プレ東大寺学園中入試 当日に解答が配付され自己採点したところボロボロ。
→結果 不合格 D判定
 沖先生からの電話で「毎年君みたいな子が合格しているから大丈夫。絶対直しをするように」と激励がありました。親からは「最後のプレは希の先生の渾身の問題。希の先生が作ってくれた入試テスト本番や」と言われて、100点を取るつもりでもう一度解き直しました。「先生たちの渾身の作をコンプリートしたぞ! やってやったぞ!」とショックから自信にかわり、合格へ少し近づいた気がしました。

~前入試 1月8日 北嶺中学校~
 試験前に黒田先生から「君たちにとって本番でなくても“練習”として受けないように」という言葉をもらい、緊張の中、試験に臨みました。
→結果 合格 1回目ということもあり親と喜び合いました。

~1月12日 おやすみコール~
 沖先生、山添先生、東野先生、西尾先生、藤井先生と話しました。それぞれの教科のアドバイスや冗談交じりの会話をしたことで気が楽になり、自分の力を出すことができました。

~1月13日 大阪星光学院中学校~
 前日特訓を受けたり、おやすみコールや、当日朝にシュプレヒコールをみんなでしたりしたので、緊張せずに試験を受けることができました。
 国語 記述がうまく書けなかった。
 算数 先生の予想した問題が出た! 手ごたえありありのあり。
 理科 1つの問題で意味のわからないところがあった。
 社会 前日特訓でおさらいした語句が出た。ラッキー!手ごたえあり。
 夜になり、理科の問題で自分が間違えていることに気づき、メンタルが崩壊してしまいました。夜中も翌日の朝も、昼までずっと泣きまくっていました。自分が壊れてしまい、不安でいっぱいになりました。その日あった問題のことは考えずに次の日に挑むといいと思います。できなかった問題を考えてしまうと翌日以降の試験に影響が出てしまいます。
→結果 合格 2日目の高槻中の試験の後に見ました。結果を見てから受験することもできましたが、左右されないようにと考えました。

~1月14日 高槻中学校~
 沖先生からは、「得意な社会がない3科目試験だからすべり止めにはなりません」と言われていましたが、ラグビー部があるので受験校にしました。前日から泣きまくっていましたが、母と妹がカツサンドを準備してくれ、なんとか試験までに気持ちを戻すことができました。そんな中で受けた試験は周りに塾の友達もいなくて、1日目よりも緊張しました。
 国語 物語文が意味不明。一気に自信を無くした。
 算数 よく考えたら解ける平面図形の問題が多く、自信あり。
 理科 知識問題が多く、よく解けたと思う。
→結果 合格

~1月14日 おやすみコール~
 沖先生から「明日もあるから体力を落とさないよう、早く寝て明日元気に来いよ!」と電話をもらい、気持ちが落ち着きました。

~1月15日 東大寺学園中学校~
 各駅停車の電車に乗ってしまい、ミニ講義(激励)に間に合わず、最悪な展開でしたが、黒田先生や東野先生などからアドバイスや激励を受け写真まで撮ってもらいました。「写真まで撮ったのだから絶対合格しろよ!」と言われて、より気が引き締まりました。
 国語 漢字が例年よりも難しかった。手ごたえなし。新しい問題の短文はできた。
 算数 去年と違って解答用紙が縦で大問5つ。難しかった。大問1は全部できた。
 理科 知識問題が多く、多分ほぼすべて合わせた。手ごたえあり。
 社会 途中で訂正が入ったが気にせず取り組んだ。手ごたえ超あり。
 試験後、沖先生からの電話で「算数は灘コースの子も難しいと言っていたから、差はつかないと思う。後は国語、理科、社会でカバーすることができていたら大丈夫」と言われ少し安心しました。なぜか今までのテストと違って、とても楽しかったと感じました。自分でもわからない“楽しい”という感情でした。やり切ることができたのだと思います。

~1月17日 東大寺学園中 合格発表~
 大和西大寺駅で、インターネット発表で確認しました。合格でした。嬉しくて急いで東大寺学園中に向かいました。そこではたくさんの先生たちが待っていて一緒に喜んでくれました。先生方からは「正月のテストは悪かったけれどコツコツ努力していたので信じていたよ」と言われて嬉しくて呼吸が浅くなっていました。僕を合格に導いてくださった先生や裏から支えてくださった事務所の皆さん、本当にありがとうございました。

~僕を支えてくれた6つのこと~
 ・先生方や親、妹、その他大勢の人の応援、激励、サポート…これがないとそもそも受験ができなかったと思います。特に先生方からの電話はとても嬉しかったです。
 ・シュプレヒコール…恥ずかしがらずに大きな声をだすことで緊張がほぐれました。
 ・夏期合宿などの行事…精神力、集中力が高まりました。
 ・お守りや文房具…直接的な関係はありませんが気持ちを高めることができました。
 ・お弁当…お弁当でテンションが上がりました。気持ちの休憩に役立ちました。
 ・適度な息抜き…勉強ばかりでは体が持ちません。ゲームや旅行、外遊びもリフレッシュとして最適だと思います。12月、1月はさすがにダメです! 勉強をしてください!(笑)

~未来の受験生の皆さんへ~
 受験は長く、楽しくもあり苦しくもある日々の先にありました。ですが、無駄な日は1日もなかったと思います。日々の積み重ねの結果が大切だと感じました。「千日のけいこを鍛とし 万日のけいこを練とす」という言葉を胸に頑張ってください!

タイトル一覧へ
お問い合わせ

【受付時間】10:00~18:00
(GW・お盆・年末・年始を除く)

各種お問い合わせ窓口はコチラ